管理人はだれ！？

2014年12月5日「金曜日」更新の日記

数寄屋造りは茶室風の建物と理解されているように、茶道に通じる建築様式として、シンプルな美の追求の中で不完全さを残し、あきのこないつくりは、特に求められる建築の心がある。建築地の環境になじみ、簡素で落ち着きのあるデザインが最も好ましいあきのこない住宅である。自動車やパソコン.テレビなどの新商品は旧商品よりも性能がアップしたり機能が追加されるため、新商品を出せば新旧が入れ替わる。住宅については、新商品の内容が高性能になっていくものではない。住宅は画期的な技術革新が続いていくものではない。商品としてつくられる住宅は、何年か前の住宅が気に入っても、すでに販売が中止になっていたりする。住宅のファッション化が進むほど、新旧の入れ替えが進む。パリの町は、あらゆるものから目立つ赤色を規制している。建物だけではなく、店の看板もネオンサインも赤を規制している。赤色はよく目立つがそのために落ち着かない色である。赤いカーペットは人の気持ちを不安定にすると言われている。ＪＡＬの鶴マークは赤色であるが、パリ市内では色を変えている。パリの市街は整ったものではなく、むしろ雑多な町だが、それでも落ち着いてみえるのはこのような努力がある。
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