悪徳不動産屋の悪徳手法
2014年12月31日「水曜日」更新の日記
-
- 不動産業界用語で「カマ電」というのがあり、客のいる前で聞こえよがしに電話をするセールスマンがいるようなところも避けたほうがよいでしょう。電話の内容としては、契約を迷っている客をあおるためのわざとらしい話が多いのですが、プロが聞けばすぐに「カマ電」だと分かるようなものばかりなのです。「あっ、もしもし00不動産00支店の△△ですが、00町の第2期分譲あと1棟で完売です」とか、あるいは、ある物件を気に入って契約を迷っている客がいるとすると、その客に聞こえるように、「もしもし、鈴木様のお宅ですか?先日ご紹介した物件ですが、その後いかがでしょうか?今、先日の物件を気に入ったという方が来店しておりまして、今すぐご返事いただけるのであれば押さえることができるのですが」などとやるわけです。セールスマンたちはどこかに電話をしているのですが、その「どこか」が問題なのです。たいていの場合は、177で天気予報に向かって話しかけたり、自宅の留守番電話に向かって話しているのです。活気のある会社を印象づけるのと、物件が売れていてすぐにでも契約しないと買い損ねると、客を心理的にあおり、追いつめるための手練手管なのです。最近ではさらに携帯電話の普及により、物件案内のための車での移動中に、あるいは案内先でこれをやって客を丸め込むといった手法で使われます。
Copyright © 2014 「HEYA JAM」 All Rights Reserved.