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リニューアルコスト

2015年2月2日「月曜日」更新の日記

2015-02-02の日記のIMAGE
床をダークグレーのカーペットに貼り替えるなどの改修を施しました。また、テナントが建物から退去するときの原状復帰義務を免除するなど、いくつかの運営上の工夫を凝らしています。その結果、建物を建て替えることなくテナントの集まるビルとして再生し、事業として成功を収めることができたのです。良いこと尽くしのように思えるコンパーションですが、実際にコンパーションをしようとすると課題が多いのも事実です。住宅に転用するのにふさわしい立地にあるオフィスビルであっても、そもそも住宅に転用するための条件を満たしているかどうかという問題があります。それをクリアしたとしても、コンパーションのための工事コストが多額に上ることが課題となります。場合によっては、更地に新しく建物を建築するのと同じくらいのコストがかかることすらあります。例えば、住宅では水周りの設備(バス、トイレ、キッチンなど)が不可欠ですし、オフィスビルよりも遮音性に優れた資材を使うことが必要となるので、どうしてもリニューアルコストが高くなってしまいがちです。

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