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不動産に対するオプション

2015年2月8日「日曜日」更新の日記

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対価を払わなくてはなりません。そこで、A君が100円の対価を払って、このオプションを購入したとしましょう。このことは、A君が権利を行使しようがしまいが、常に100円を費川として前払いしていることを意味します。このケースではX社の株価が300円になったときには、A君は権利を行使しないので、結局100円だけ捐をしたことになります。一方、株価が700円になったときは、A君は権利を行使して株式の売却利益200円を得ますが、権利を購入するために100円を支払っているので、結局100円だけ得したことになるわけです。株価が700円以上になれば、さらにA君が得る利益は増えていきます。要するに、A君はオプションの対価として100円を払うことにより、株価がどんなに下落しても100円の損失で済み、株価が上昇することによって無限に利益を得ることのできる権利を手に入れたことになります。A君が支払った100円のように、オプションを取得するための対価となるものを、プレミアムと呼んでいます。また、株式や債券などの金融資産に対するオプションのことを金融オプションといいます。これに対して、金融資産でない実物資産などに対するオプションのことを、リアル・オプションと呼びます。

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