管理人はだれ！？

2015年3月21日「土曜日」更新の日記

シンプルに暮らすために、あえて手すりをつけないほうを選ぶ家族もけっこうあるということをお知らせしておくにとどめまし整理整頓の苦手な人、家事のためにたっぷり時間のとれない人にとってやめたほうがよいと思われるものが「キッチンの出窓」に代表される出窓・棚の類です。それに対して、ごちゃごちゃした中に住むのが好きという場合は、ぜひたくさんの出窓と棚を作るべきといえましよう。キッチンに限らず、掃除をしても部屋の中が片づいた感じがしないのは、ほんとうは花瓶が一個置いてあるはずの水平面にいろいろな物が乗っているからなのです。キッチンの場合、訓理台の補足の意味で出窓を低く作ることがありますが、設計者の意図が生かされないことがままあります。調理台の延長としては使ってもらえず、物の置き場所になってしまうのです。たくさんの物が置かれていると、当然その棚を毎日拭くことができません。数日だつと棚の汚れは一度拭いただけでは取れないものになります。瓶の底の形で汚れがつくなどということも起こってきます。そこで、少し予算に余裕のあるときには、出窓をもっと下げてキッチンセットの作業面の奥行きを深くして、カウンタートップの全体が広くなるようにすることがあります。このためには流しがオーダーになりますが、流し台の続きですので「ズラリと物を並べるための棚」にはなりにくいようです。

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