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【不動産公正取引協議会からのイエローカード】

2016年2月18日「木曜日」更新の日記

2016-02-18の日記のIMAGE
 マンションなどの不動産広告は、「不当景品類および不当表示防止法」、「宅地建物取引業法」の二つの法律で決められたルールに則って制作しなければなりません。さらに、不動産業界の自主規制として、「不動産表示に関する公正競争規約」というルールもあります。これらによって、必ず明示しなければならない項目、原則として使ってはいけない用語などが、事細かに決められているのです。  キャッチコピーひとつ捻り出すにも、このようないい回しはダメ、といったいろいろな決まり事があります。たとえば、「日本一」、「最高級」、「お買い得」、「激安」といった言葉はNG。そこが、スーパーなどの特売のチラシとは違うところです。  そして、業界の任意団体として設立された不動産公正取引協議会が、多数のモニターを動員して新聞などに折り込まれた不動産広告をチェック。ルールに抵触している疑いのあるチラシ広告に対しては説明を求め、是正措置を講じるように勧告をだすようになっています。  ここで、冒頭にお話しした、例の一万六ニー五円が引っかかってしまいました。折り込みチラシに掲載されたこの値段で、どうして3LDKのマンションが手に入るんだ、という疑問です。不動産公正取引協議会が、これをちゃんと説明してほしいと私に申し入れてきたのです。まさに、イエローカードを突きつけられた気分で、先方に出向きました。  まず指摘されたのが、賃貸したときの家賃があたかも確定しているようで、広告の読み手に誤解を与えるのではないか、ということでした。そして、もうひとつは、駐車場の賃貸料を算入しているが、全員が駐車場を貸すわけではないので、これは入れない方向で表現を修正してほしい、ということでした。  この方向で修正すると、駐車場を貸したときの賃貸収入がなくなりますから、実質の支払金額は月額四万一ニー五円ということになります。でもこれだって、賃貸住宅を借りたときに支払う家賃と比べれば、格段にリーズナブルな金額です。  もちろん私としても、業界を相手にけんかをする気などさらさらありません。この申し入れは素直に受け入れることにしました。物件の価格やローンの金利などによって、この数式の数字は微妙にかわっていきますが、月々の返済額はだいたい二万円から五万円台で納まるようです。  不動産公正取引協議会というのは、業界が任意に設立した団体ですから、その構成員はすべて同業者です。この呼び出しでいちばん収穫だったのは、そんな不動産のプロフェッショナルたちが、リッチライフプランに興味津々だったこと。クレームはクレームとして、「これはすごい発想だ」、「リッチライフさんには、まいったなあ」という声を、いろいろなところで聞かせてもらいました。  私自身、突然の呼び出しにはびっくりしましたが、かえってこれで、リッチライフプランに自信を深める結果となりました。

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