管理人はだれ！？

2016年4月19日「火曜日」更新の日記

　高専賃の開設に際しては、まず適合高専賃にするかどうかの選択が重要なポイントとなります。 　適合高専賃とする場合は、面積、所室要件の基準を満たす必要があります。有料老人ホームとしての届出の必要がなく、将来的に特定施設の指定、移行等を検討しているのであれば、適合高専賃の基準を満たす設計をしておいたほうがよいでしょう。以下、適合高専行の基準を満たした「共同生活型18㎡タイプ」と「原則型25㎡タイプ」の２種類について、それぞれ「施設全体の共迦部分」「居室」「共同生活ゾーン」各部位ごとの設計の考え方やポイントを紹介します。 （１）施設全体の共通部分 建物全体の共通共有部諸室として下記が考えられます。 【主な共用スペース】 　・入口付近・玄関・ロビー（ラウンジ） 　・相談室、応接室 　・トイレ 　・受付、事務室 　・洗濯・リネン室 　・スタッフルーム 　・エレベーター・階段 　・廊下 　・厨房 　・駐車場・駐輪場 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「 ■入口付近・玄関・ロビー（ラウンジ） 　玄関人目前にはスロープを設ける等、車いすの入居者への配慮が必要です。入居名･や家族、来訪者が車の乗り降りをする際に雨がかからないよう、屋根やひさし付きの中l寄せを設置します。待ち時間に腰かけて休むこ とができるよう、その場にベンチを設置する等、きめ細かい配慮も忘れてはいけません。 　玄関扉は自動扉にすれば、車いす、障がいのある入居者が開閉しやすくなります。 　風除室を設ける場合、特に冬場の寒風対策のため、両扉が同時に開かないよう歩行距離や設置位概を工夫する必要があります。 　入居者の上下足履き替えの場所を建物玄関にするか、各居室の出入口にするかについては、砂や埃、雑薗を建物内に持ち込まない、また館内感染を予防すること等を考えると、建物玄関で履き替えるほうがよいでしょう。その場合、下足箱の大きさ、数、高さ等を細かく配慮する必要があります。入居軒が履き替えやすくするためのスペースの確保・ベンチの設置・手すりの設置等も考慮しなければなりません。また、下足箱スペースは、臭気対策として十分な換気設備を備えることも必要となりま す。ユニット型の場合、ユニット単位（各階）ごとに、その入口部分に下足履き替えコーナーを設置するケースもあります。 　玄関は施設の顔、来訪者の第一印象を形成する大事な場所だとの考えから、ともすると豪華で華美なホテルのロビー的あしらいをしがちです。しかし、入居者の生活の場でもあるので、できる限り落ち着きや温かみを感 じられる、家庭的な雰囲気にしましょう。 　玄関ロビーは玄関から続く場所に設け、入居者が休憩したり家族と待ち合わせる談話コーナーとして活用します。往々にして、高級な家具セットが設置されているだけで寒々しい印象の場所となってしまいがちですから、広さ、雰囲気作りを十分に検討する必要があります。余裕があれば、お茶サービスの提供等により、賑わいのあるスペースにするのもよいでしょう。 　ロビーの一画には、プライバシーが確保できる相談室、応接室を設けます。 　また、玄関、ロビースペースには、男女共用の多目的トイレも必要です。

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