管理人はだれ！？

2016年5月26日「木曜日」更新の日記

今から40年前においては、人生はまさに50年であり、70歳は古来稀といわれていました。平均的な夫婦であっても、末子が就学して間もなく、夫は死去し、妛も、末子が義務教育を終了する頃には、この世を去るというのが実体で、子どもからみると、「孝行をしたいときには親は無し」でありました。＜同居志向は二つの形に分かれる＞しかし、現在では平均的人生が80歳以上となり、末子が義務教育を終了してからの平均的な夫婦が共にできる生活時間も20年といわれています。その結果、住まいの在り方も変わってきました。5年毎に行なわれる国勢調査によると65歳以上の親族のいる世帯のうち、子供と同居している世帯の割合は、昭和35年時では76％だったのが、平成7年時では55％と減少し、夫婦のみの世帯は6％から27％と増加しています。また、次のように、高齢期に子どもとの同居を考えている者の割合の調査では、都市規模別において相違する面がみられます。たとえば、平均的な数値に比べてみて、一緒に住みたいと考えているのは6割を占めますが、大都市以外の地域に多くみられます。しかし、別居型では大都市に多くみられるのではないかと思います。＜２世帯同居住宅の資金計画は＞マイホームの新築にあたって、公庫融資では、2世帯住宅の定義（4以上の居住室、2つ以上の台所・トイレ）を条件に、高齢者同居（60歳以上）、多人数世帯の割増融資を125平方m超の床面積の場合に認めています。また年金融資についても同じですが、150平方m以下までは面積緩和による低い金利が適用されます。＜2世帯別居住宅の資金計画は＞これに対して、それぞれが公庫の基本融資を申し込んで、他の公的資金も併せて、一棟の住宅に界壁（公庫の定める基準による）による背中合わせの横並び形式か、簡易耐火・耐火構造による上下の重ね建てなどによる区分所有（それぞれが独立した所有権）の住宅を建てる場合の2世帯別居住宅がみられます。＜よりよい老後生活を考えて計画＞いずれにしても、敷地を上手に活用しての老後生活設計における2世帯住宅のあり方ですが、資金計画においてもその活用の仕方と建て方が異なります。よりよい老後生活の住まいを計画しましょう。

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