管理人はだれ！？

2016年6月22日「水曜日」更新の日記

　概況調査では表層付近の土壌試料等を採取、これに含まれた汚染物質の濃度を測定し、基準値（土壌含有量基準、土壌溶出量基準）との対比を行うことにより、土壌汚染の存在の有無を判定する。 ●土壌試料の採取密度 　土壌汚染が存在するおそれがある土地を含む範囲では、100㎡に１地点の密度で試料採取を行う。これは、既往土壌汚染事例から見て、おおむね100㎡に１点の密度で調査をすれば80％以上の確率で土壌汚染の状況が把握できると考えられるためである。また、土壌汚染が存在するおそれが小さい土地については、まず900㎡に１点以上の密度で調査を行い、この結果、土壌汚染が存在することが確認された場合には、あらためて100㎡に１点の密度で調査を実施する。土壌汚染が存在するおそれがない土地については、試料採取を行う必要はない。 ●土壌試料の採取深度等 　トリクロロエチレン等の揮発性有機化合物は、揮発したガスが土壌の表屑部分において検出されやすいという特性がある。このため、表屑土壌ガス調査により土壌中の調査対象物質の存在を確認し、土壌ガス濃度が不検出であった土地には揮発性有機化合物による土壌汚染は存在しないと判断する。土壌ガス濃度が検出された場合にはその中心においてボーリングを行い、深度別の土壌試料の分析により土壌汚染の有無を評価する。 　鉛や砒素等の重金属等やＰＣＢ等の農薬等は土壌に吸着しやすく、地表から浸透した物質の多くが表層付近の土壌に吸着される。このため、表層の土壌（地表から深さ5 cm)および深さ5～50㎡までの土壌を採取・混合した試料の測定を行い、土壌汚染の有無を判定する。ただし、地表から50㎡以下にある地下配管や地下ピット等が原因となった土壌汚染が存在するおそれがある場合には、これらの深度を考慮して調査深度を設定することが望ましい。

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