管理人はだれ！？

2016年8月8日「月曜日」更新の日記

この時期も「後退後期」と同じですが、融資を利用する場合、一層の努力が必要となります。ただし現金で購入する場合や現金を多く投下できる場合は、ぜひ購入しておきたい時期です。銀行の融資が消極的な分、現金に余力のある方にとってはまさにチャンスのときです。『回復前期』良い時代はすぐ過ぎる。　景気は永遠に底にとどまることはなく、必ず回復し再上昇していきます。その上がり始めの部分もまた一つの重要な時期となります。これまでいくつかに分けてきた時期の中で、この時期が最も購入しやすい時期です。しかもこの時期の始めの頃が最も「おいしい時期」と言えるでしょう。　景気の上がり始めを、すぐに誰でも分かるかというと、実はそうでもありません。しかし日常生活ではあまり実感がなくても、株価や為替の動き、不動産価格の変化などには少しずつ現われてきます。　底から回復前期への変わり目は、微妙なターニングポイントですが、不動産を買うには最も適した時期なのです。　なぜならば、少しずつですが、金融情勢が良くなりますから、銀行は不況期より積極的に融資を行うようになってきます。そして、合わせるように世の中の消費マインドも少し上向きに変わってきます。ところが、不動産価格はまだまだ底に近く、安い状態で推移してます。不動産は価格が大きく、一般の方の購入意欲が整うまで少し時間がかかるからです。すでにこのころには不動産業者は土地などの仕込みに動き始めますが、個人客の競合が少ないので、まだ購入しやすいのです。　一方、銀行は少しずつ融資に積極的になってきますが、金利は依然として低い金利のまま推移しています。ですから、融資を利用して購入する場合には最も適している時期ということになります。　そういう意味でもこの時期は、一番買いやすい条件が整っていると言えます。　この時期の後半になると、みんなが不動産に興味を持ち、銀行が融資をしてくれることが分かってきますから、前半に比べると競合が増え、少しずつ物件価格も上がってきます。それでも、「頂点」の手前である時期は購入に適した時期です。「頂点」を迎えてしまえば、買いたくても買えないことになりますから。　残念なのは、この買いやすい時期は長続きしないということです。不動産価格は、上がるまで時間がかかりますが、上がり出したらあっという問に上がっていきます。この好条件の時期は短いものなのです。　市場全体の貸し出し金額が大きくなると、銀行が少しずつ融資先に厳しめの条件を付けてきます。そうなると借りられる方が限られてきます。これまで融資が組めた人が組めなくなるのです。物件価格も少しずつ上昇していますから、銀行の評価と物件価格にかい離が出始めます。一定以上のかい離が出てしまうと融資が出ませんから、結局また現金などの資金のある方しか買えなくなってしまうのです。

豆知識

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