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【公庫利用可よりも公庫付きのほうが,特典が多い】

2016年9月29日「木曜日」更新の日記

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公庫の融資は,新築一戸建てを買う場合が建売住宅購入融資,新築マンションを買う場合がマンション購入融資といわれるものでした。しかし実をいうと,公庫融資には,他にも優良分譲住宅購入融資や公社分譲住宅購入融資といった新築物件(一戸建て・マンション)対象の融資があります。これらの融資の違いは,広告の表示で一般的に,公庫利用可,公庫付きといわれるものがそれです。公庫付きといわれる物件は,事業者が建設する前に公庫のチェックを受け,その居住性における融資基準も公庫利用可の物件に比べ,より厳しいものになっています。例えば,新築マンションの場合,そのスラブ厚や床厚などがより厚くなっていなくてはならないということです。ですから,この公庫付きの物件では,必ず公庫融資を利用しないといけない(100万円以上)という条件がありますが,各住戸ごとに融資限度額が既に決められていて,その額は同じ専有面積の物件であれば,公庫利用可の物件よりも多いといった特典があります。ちなみに優良分譲住宅購入融資と公社分譲住宅購入融資の違いは,前者が民間事業者が分譲する物件に対しての融資,後者が住宅公社など公益法人が分譲する物件に対しての融資と考えれば良いでしょう。また,広告などで,公庫適格住宅などと表示される物件がありますが,これは公庫利用可の融資基準で,事前に事業者が公庫付きのように,物件審査を受けているというものです。以上のように,新築マンションで融資という側面から,最も有利な物件の条件となると,先の条件に加え「公庫付き」となります。

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