管理人はだれ！？

2016年9月30日「金曜日」更新の日記

まずは，中古一戸建てを買うときに使えるローンを，新築一戸建ての場合と同様に，その住宅床面積と土地面積で見てみましょう。右図を見てわかることは，中古一戸建てを買う場合は，新築一戸建てとは違い，土地100㎡未満では，全く公的融資が使えないということです。その分，住宅床面積の基準は緩やかになっていて，財形融資で40㎡，公庫融資，年金融資で60㎡と新築一戸建ての場合の一律70㎡より10㎡～30㎡も緩和されています。そして，すべての融資が利用できる条件は，土地面積100㎡以上,住宅床面積60㎡以上280㎡以下となるのです。この条件なら，新築一戸建てよりも住宅床面積10㎡分基準が低いのではないかと思ってしまいますが,中古一戸建ての場合はそう簡単にはいきません。そのほかにも,住戸の構造ごとの築年による基準があります。この基準は融資の最長返済期間を決める基準にもなっていて，それらをまとめたものが右表です。例えば木造構造の中古一戸建ての場合,築15年を超えると公的融資は全く利用できず,ぎりぎり築15年だとしても，返済期間は最長で15年ということになります。実際築15年以内の中古一戸建ては,それほど流迦市場に出て来ませんから，この場合,公的融資に期待するよりは,最近有利になった固定金利選択型等の民間ローンの利用を考えたほうがより現実的だということになるのです。

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