管理人はだれ！？

2016年11月20日「日曜日」更新の日記

『重要点』バブル時期前後に本格的に動き出した新興企業群。含み損という負の遺産がないこともあって、マンションブームに乗り、急速に成長している。●マンション分野では、1950年代～60年代に設立された某有名な不動産などを第一世代とすれば、その後の70年代～80年代に登場した某建設などが第2世代である。この世代までのマンションメーカーはバブル期を経験しているため、大なり小なり含み損という負の遺産を抱えて苦しむことになった。また、第2世代の創業者の多くは、第一世代の各社からスピンアウトした起業家であり、その行動パターンには共通する面も多いといわれる。『90年代以降の元気ある企業群が活躍』そうした中で、80年代後半から90年代以降に登場した新興の企業群が、負の遺産を背負うことなく急速に成長している。バブルに遭遇した多くの企業は本業以外のリゾートやゴルフ場、海外不動産などに過剰な投資を行なってきたが、これらの新興企業がスタートしたときにはすでにそうした投資が失敗のもとであることが明白になっていた。そこで、彼らはひたすら本業であるマンション分譲に力を注ぎ、それ以前に設立された専業大手群に肉薄する勢いをみせている。負の遺産を多く抱える企業は、どうしても借入金の返済やリストラに精力を割かれることになるが、それがない分だけ有利になるという側面もある。たとえば、90年設立の不動産会社や93年の○○綜合地所などは、某証券取引所一部、2部に上場を果たしている。いずれも増収増益を続け、今後の売上見通しについても強気の姿勢をみせている。なかには、膨大な資金を要する大規模開発や人気の超高層マンションを手掛けるところも出ており、すでにマンション市場の一大勢力として定着している。『新興市場でも』一部、2部上場には至っていないが、店頭市場や大証新興市場などの新興市場に株式を公開している企業も増えている。売上高の対前年比は、Ａ会社が74％、Ｄ会社が52％アップをはじめ、順調に拡大を続けている。経常利益もＴ会社を除いて大幅アップを記録しそうだ。これらの新興企業群も第一世代、第2世代の企業群に迫ろうとしており、その将来性が大いに注目されるところだ。

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