管理人はだれ！？

2016年11月27日「日曜日」更新の日記

『重要点』古くは田園調布の街づくりを行ない、近年も「あすみが丘」など大規模ニュータウン開発に強みを持つ。最近はマンション分野の比重が高まっている。1951年にＴ電鉄の不動産部門が分離独立して設立されたのが同社。Ｔグループの中核を担う企業であり、その不動産開発の実績は、古くは田園調布の街づくりにさかのぼることができる。後に触れるように、田園調布の開発が始まったのは1930年代。そこから数えれば実に70年以上の実績があるわけで、その伝統と、Ｔ電鉄と連携して街づくりを行なえるという強みもあって、郊外型の大規模ニュータウンを多数手掛けてきた。たとえば、計画世帯数約1万戸に及ぶ千葉市の「あすみが丘」は、総面積約313haの規模を誇る。また、千葉県山武郡の「季美の森」は、ゴルフ場付きのマイホームが手に入るとして話題になった。『マンションでは「間取り自由」が売り物』同社の事業はニュータウンを中心とする一戸建てや土地の分譲、マンション分譲の「不動産販売部門」、オフィスビル・商業施設などの「賃貸部門」、「リゾート部門」の3本柱から成る。このうちリゾート部門に関しては、新規の開発は中止し、現在は会員制リゾートクラブに力を注いでいる。不動産販売部門では、歴史的にニュータウンの建売住宅が主力となってきたが、ここへきてマンション開発の比重が高くなっている。ニュータウンの建売住宅にも依然としてニーズはあるものの、以前に比べると売れ行きは大幅に鈍化している。代わってマンション販売は好調。特に、顧客ニーズに対応して、「オウンシステム」と呼ぶ間取り自由のマンションに力を入れており、それが好調の要因になっているようだ。『ＪＩＲＥ-Tにも取り組む』賃貸ビル部門は、既存ビルに関しては賃料低下の傾向がみられるものの、新規開発が好調で増収傾向を維持している。ＪＩＲＥ-Ｔに関しても、2001年に「東急リアル・エステート・インベストメント・マネジメント」をT電鉄と共に設立。上場に向けての取り組みを進めている。

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