これからの住宅に欠かせない性能
2017年8月3日「木曜日」更新の日記
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- では、これからの住まいに欠かせない住宅性能とは、どのようなものか。 まず耐久性、耐震性、断熱性、バリアフリー性能などが基本性能として求められる。 耐久性は住宅が長期使用できる耐用性を備えること、耐震性は大きな地震に遭っても倒壊しない強度を持つことを意味する。いずれも住まい手の生命と財産を守り、日々の暮らしの安全・安心に欠かせない。 断熱性能は、壁や開口部、床、天井等の断熱化によって住まいのエネルギーロスを減らすことで、住まいのランニングコストを下げる役割を果たす。またバリアフリー性能は、自宅内で安全に過ごせるための基本モジュールや設備仕様、配慮を指し、高齢者だけでなく誰もが安全、快適に過ごせるためのユニバーサルな機能と受け止めたい。 こうした基本的な性能に加え、今後は長期使用に欠かせない性能も必要になる。「間取りの可変性」は住まい手の人数や暮らし方に応じ、部屋の間取りや仕様の変更しやすさを指す。壁を可動間仕切りにするなどはその一例だが、根本的な可変性獲得は建物をスケルトン（構造部・骨組み＝Ｓ）とインフイル（内外装および設備＝Ｉ）に分けてＳＩ住宅化することだ。点検容易性とは文字通り点検のしやすさを意味 し、床下や天井裏等への入りやすさ、設備機器の分解しやすさなどが挙げられる。 加えて、環境配慮の昨今、省エネやエコ設備の導入もポピュラーになってこよう。断熱性能はこうした省エネ性能の最たるものだが、太陽光利用や高効率給湯器、燃料電池等のエコ設備の導入により、省エネルギー性や省Ｃ０２が実現する。住まい手にとっても、光熱費の削減というランニングコストの低下というメリットにつながる。
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