管理人はだれ！？

2017年11月5日「日曜日」更新の日記

投資の対象というと、具体的に何が頭に浮かぶでしょうか？個人投資家の方であれば、銀行預金や郵便貯金が圧倒的に多いのではないでしょうか？　これらに加えて、最近では、個人向け国債が人気を集めているようです。 　これらに共通しているのは、元本はほぽ保証されているものの、利回りが非常に低いということです。いわゆるローリスク・ローリターンの投資対象だと言えます。銀行、生命保険、年金等の大きな資金を運用する機関投資家にとっては、国債や社債が同様にローリスク・ローリターンの投資商品に分類されます。これらは、国や企業が投資家から資金を借り、その見返りとして、あらかじめ約束したとおりに元本の返済と利息の支払いを行うという夕イプの投資対象で、｢デッド型｣と呼ばれます(DEBTとは、英語で｢借金｣のこと)。 　投資対象のもうひとつの大きな柱は、株式や株式を組み込んだ投資信託です。こちらは、元本が半分、あるいはゼロになってしまうリスクもある一方 で、2倍、あるいは100倍にもなる可能性があります。いわゆるハイリスク・ハイリターンの投資対象だと言えます。これらは、企業が投資家から集めた資金で事業を行い、その事業の結果が、そのまま投資家のリターンになるというタイプの投資対象で、｢エクイティ型｣と呼ばれます(EQUITYとは、英語で｢株主資本｣のこと)。日本やアメリカを中心とした先進諸国においては、基本的に前記の2つが最も主要な投資対象として確立しています。それでは、これらの主要な投資対象と比較した場合、不動産はどのような特徴をもった投資対象なのでしょうか？ 　不動産は、債券と株式の両方の特徴を兼ね備えた、これらの中間に位置するミドルリスク・ミドルリターンの投資対象です。なぜならば、不動産を保有している間は、賃貸借契約という契約で約束された賃料が定期的に収入として入ってくるという点で、債券と似通った性質を持っている一方で、売却時点を考えると元本が保証されているわけではなく、価値が半分になることもあれば、2倍、3倍になることもあるという点で、株式と似通った性質も持っているからです。

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