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二世帯住宅のプランニング

2018年1月27日「土曜日」更新の日記

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 そもそも2世帯であろうが3世帯であろうが、1軒の家に同居しているのが日本の家庭の通常のカタチでした。それが、玄関をはじめ浴室、台所など2つずつ用意された間取りで設計されるようになりました。その背景には、新たな土地を購入せずに済む親との同居が増えたことがあります。それに伴い発生する嫁姑の人間関係などに配慮したプランニングが2世帯住宅というわけです。  3世帯住宅は、実は日本独特のプランで、日本の住宅メーカーが考案したものです。その後プランはどんどん進歩を遂げて、さまざまなタイプのものが造られるようになりました。  1共同型……浴室やリビング、キッチンなど、寝室以外のすべてを共同で利用できるタイプ。  2分離型……玄関から浴室、キッチン、リビングまで2つずつあり、完全分離したタイプ。  3中間型……共同型と分離型の中間型。浴室やリビングなどの一部を共同で利用するタイプ。  また、3世帯家族といっても息子夫婦が同居するのと、嫁夫婦が同居するのとではプランニングも違ってきます。ポイントはキッチンにあるようです。嫁夫婦が同居する場合は、嫁と姑の関係ではなく毋娘の関係になりますので、キッチンは共同のほうが良いくらいでしょう。しかし、息子夫婦が同居の場合、キッチンが1つでは何かと気遣いが多く、トラブルの元になりかねません。玄関にしても、婿養子でなければ名字も異なるため、表札を区別できるように別々に分けたりします。

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