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倉庫賃料の安定性

2018年2月11日「日曜日」更新の日記

2018-02-11の日記のIMAGE
 商業施設のようにテナントを入れ替えたり、住宅のように外壁や設備を綺麗にしたりしても、倉庫の場合、「使えればいい」というテナントがほとんどですので、賃料は上がりません。従って、いわゆる「バリューアップ」は、あまり期待できません。  よく投資家の方から「倉庫の土地は倉庫でなくなったらどうするのですか? 転用可能ですか?」という質問を受けます。もちろん、住宅地の真ん中にある倉庫であれば、住宅や商業施設への転用が考えられます。しかし、そういう立地の倉庫は騒音問題などで近隣住宅とのトラブルも多く、優良な倉庫とは言えません。むしろ、早めにマンションや商業施設への転用を考えた方が良いでしょう。   本当に優良な倉庫/物流施設の敷地は、将来にわたって、ほぼ永久に物流の拠点となり得る立地にあるものと考えられます。なぜなら、本来物流施設は、飛行場、港湾施設、高速道路と並ぶ「社会インフラ」のひとつであり、人口動態や経済環境の変化で大きく変わる性格のものではありません。従って、優良な倉庫の土地はいつまでも倉庫の土地なのです(=それだけ優良な敷地か否か、という目利き能力が重要になります)。

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