HEYA JAM

トップ > 平成30年2月> 24日

肝心なのはライフプラン

2018年2月24日「土曜日」更新の日記

2018-02-24の日記のIMAGE
 「賃貸」か「購入」かは、住まい確保の方策の違いにすぎません。けれども、おそらく人生における一番大きな買い物ですので、しっかり検討することが大切です。これは、何も購入資金に限った話ではなく、今後の暮らし方の方向性が重要なカギになってきます。  たとえば、東京都心で働く1人息子で、将来は田舎に戻ってきてほしいという親の思いが強いなら、「賃貸」の方が手間ひまかからずラクで合理的です。田舎にいる親が介護状態になったとき応援にいく可能性が高いなら、「購入」した持ち家は大きな足かせになりえます。  「ニートにはしたくないから、子どもが大学を出たらさっさと独立させるつもり」といった方針のご家庭なら、そもそも広い家が必要な時期は何年間なのかをまずイメージしてみてはいかがでしょうか。  小学校入学から大学を卒業するまでは、わずかに約16年。35年でローンを組んでも、残り半分の期間は夫婦2人だけの生活になるという計算です。それなら、子育て期間中は割り切って広めの物件を借りる方が合理的かもしれません。  子育てが終わった時点で買うか借りるかは、まさに夫婦の暮らし方次第です。たとえば、海外旅行が趣味になった夫婦が、空港へのアクセスのよい物件に引越す例のように、子育て時代とは住まいへの考え方も変わるかもしれません。その後に控えている夫婦2人の長い生活に照準を合わせて考えてみることが大切です。  大事なのは、長い人生のビジョンを描いてみること。いつ、どこで、だれと、どのように暮らすのか、そして、それはいつまでかの見通しを立てれば、住居費のイメージもつかみやすくなります。

このページの先頭へ