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2018年3月9日「金曜日」更新の日記

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 アルツハイマー病患者の脳には多量のアルミニウムが蓄積されているというデータを東大医学部の湯本昌助手らが発表し、アルツハイマー病の原因のひとつはアルミニウムではないかと疑われています。  イギリス、フランスなどの5ヵ国の研究グループは大規模な疫学調査の結果、水道水中のアルミニウム分が多い地域でアルツハイマー病の発症率が高いと報告しています。さらに1995年7月、東北大学農学部の研究グループは動物実験で、アルミニウムを過剰に摂取すると脳細胞を包む脂質膜が極端に酸化し、アルツハイマー病の原因になると発表しました。アルミニウムに過剰に依存している私たちの日常を見つめ直すチャンスにしたいものです。  また、アルミ鍋で水を10分沸騰させるとアルミニウムが0.82ppm溶け出し、食塩を2%加えると約5倍、酢酸0.4%溶液では95倍と、さらに溶けやすいことがわかりました。アルミホイルも同じです。  フッ素樹脂加工(テフロン加工)の鍋は、購入時の添付説明書に「210度以上に加熱しないように」と書かれています。その理由を代表的メーカーのセプージャパンに問い合わせたところ、鍋の変形や表面加工のはがれの原因になるという説明がありました。普通の調理時は200度程度ですが、うっかり空炊きし、加熱しないようにしてください。フッ素化合物を475度以上に加熱すると、超猛毒物質ハーフロロイソブチレンが発生するという報告があるからです。あのサリンと同じレベルの毒物が発生するので、もし吸えば死を招くでしょう。  食べ物を入れたまま鍋を放置しないよう心がけるとともに、アルマイト加工、フッ素樹脂加工の鍋やホーロー鍋は加工がはげないように、ていねいに扱う必要があります。そして、ステンレスや、鉄鍋、銅鍋、耐熱ガラス鍋、土鍋など、それぞれのよさを再発見し、利用したいものです。

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