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使うなら自然な入浴剤

2018年3月17日「土曜日」更新の日記

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 バブ、旅の宿、バスクリンといった大人気の入浴剤に含まれているのは、過炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、硫酸ナトリウム、保湿剤、香料、着色料などです。多分にムード商品の感じはありますが、弱アルカリ性や中性ばかりでなく、酸性のものもあります。95年1月8日には、大宮市の健康セ ンターで、弱酸性入浴剤を誤って塩素系浴槽消毒液のなかにこぼしたため、入浴客20人が次々とのどの痛みや吐き気を訴えて入院するという事故が起きています。  また、殺菌消臭効果のある錠剤風呂水ワンダーは、「沸かし直しの風呂水でも快適な入浴ができる」というものです。しかし、主成分はカビ取り剤と同じ塩素系ですから、汚れと反応して発ガン物質トリハロメタンをつくるし、酸と反応して塩素ガスを発生します。  排水処理から考えても、風呂水にあえて合成着色料や香料など化学物質は使わないで、シンプルにしたいものです。それが思わぬ事故を避けることにもなります。入浴剤が欲しいなら、みかんの皮、レモン、ゆずなどの柑橘類、バラやスイカズラなど香りのよい花、そしてヨモギ、ショウブ、マツ、ヒノキなどの葉を浮かべたほうが楽しいじやありませんか。  また、トリハロメタンは水を加熱すると揮発して風呂の空気を汚染していることがわかりました。風呂に入るときは換気扇を回して排気するようにしましょう。

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