TBZが溶け出す浴室用合成樹脂商品
2018年3月21日「水曜日」更新の日記
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- 湯おけ、洗面器から風呂のふたまで、カラフルな合成樹脂商品が出回っています。でも、これらは使用しているうちに、裏面や隅のほうからカビで黒ずんできます。そこで、台所用合成樹脂商品と同様、抗菌・防カビ加工の浴室用合成樹脂商品が多くなりました。にもかかわらず、これらの製品の抗菌加工の処理方法について、消費者への説明はありません。
大阪府消費生活センターが行った1993年の調査では、ポリプロビレンの抗菌・防カビ処理に催奇形性が知られているTBZが多く使用され、とくに
浴室用品の場合ほとんビがTBZ処理されていることがわかりました。浴室用合成樹脂商品に水を入れて7日間置いたところ、8商品のうち6商品から、
台所用品は12商品中3商品から、TBZが溶け出したのです。温度を90度に高くすると一層溶け出しやすいことも、明らかになりました。
浴室用商品は台所用に比べてとくに溶け出しやすく、カビ発生を阻止する効果は期待されます。しかし、商品にはシールで「抗菌・防カビ加工」と表示しているため、シールをはがして使用しているとわからなくなってしまいます。浴用洗面器を台所で使ったりはしないでください。
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