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整髪料・染毛剤(ヘアカラー)

2018年3月26日「月曜日」更新の日記

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 若者のいる家庭の洗面台には、数種類の整髪料が並んでいます。かつて、整髪料の代表はスプレー。 噴射剤としてはフロンガスが使われていました。1990年代に入って、地球環境の保全の面からフロンガスの使用が禁止され、現在ではLPガスが主流 です。医薬品から家庭用品までスプレータイプのものにはほとんど使われていますが、可燃性ガスであるために、引火事故や爆発事故が多発しました。とくに、整髪料は毎日使うし、ドライヤーと同時に使う場合が多く、やけどなどの危険性が指摘されていました。  その後、フォームタイプやムースタイプが登場し、スプレータイプは少数派となりました。といっても、噴射剤の大部分はLPガスで、そのほかアル コール、DME(ジメチルエーテル)、窒素ガスが用いられています。ただし、スプレータイプとは異なりガスが充満することはないと思われますので、その点では安心できます。  それにしても、整髪料の種類の多いのには驚かされます。ストレートヘア用、ウェービーヘア用、スタイリング用、ブロー用、ポイント用などがあり、まっすぐ、ゆるやか、くっきり、さらさら、つややか、しっとりなど、好みの仕上りに対応できる商品がそろっています。  使われている成分は、アクリル樹脂系のフィルム形成剤(接着剤のように髪をくっつけて固さを保つ)、可塑剤(やわらかさを保つ)、陰イオン系界面活性剤、シリコン油(しっとりさを出す)など。仕上り具合に合わせて、割合を変えています。  さまざまな成分が配合されているのは想像にかたくありませんが、表示はまちまちです。表示成分の多いものは避けましょう。でも、同じような効果をうたっていながら表示のない商品は、いったい何でつくられているのか、逆に気になりますね。  シャンプーや整髪料の使いすぎで髪質を惡くしておいて、「枝毛コートを」なんて、やはりゆきすぎです。化学物質はできるだけ避け、髪にも体にももっとやさしい生活をしませんか。

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