建築的手法で室内換気
2018年5月3日「木曜日」更新の日記
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- 発想を思いきり転換してみましよう。
健康に必要な最低限の室内換気を、機械設備ではなく、建物自体におこなわせたらどうでしょうか。
設備を取りつけるのではなく、はじめから家そのものに換気の機能をもたせてしまうのです。家が換気の作用を果たしてくれれば、こんないいことはありません。燃費やメンテナンスは不要ですし、住み続ける間はずっとこの恩恵に授かることができるのですから。
そんなうまい話があるはずはない、と思われるかもしれませんね。
しかし、建築的手法で「換気する家」をつくることができるのです。家自体をそのようなつくりにするわけですから、このやり方が通用するのは新築のときのみ、ということになりますが。
家を建てるとき、システムキッチンや洗浄トイレなどの設備機器を選ぶのは夢があって楽しいものです。どんな設備機器を取りつけるかも大切なことですが、その前に検討しなければならないのが間取りや窓の工夫、工法などの建築的手法です。これは家の基調をなす部分ですから、できあがった後での変更はなかなかむずかしいものがあります。
後になって、ああしておけばよかったと後悔しないためにも、慎重にプランを練っていくことがなにより大切なのです。
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