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中古物件の融資条件の緩和

2018年5月20日「日曜日」更新の日記

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 住宅金融公庫では、「中古物件」という言葉のネガティブなイメージを払拭するため、「リ・ユース住宅」という言い方をしています。2002年10月から、融資条件が緩和され、中古物件が買いやすくなりました。これは無理のない持ち家購入を促す狙いがあるようです。ちなみに、従来の中古物件を「リ・ユース住宅」、優良中古物件のことを「リ・ユースプラス住宅」といいます。 ただし、融資条件の緩和を受けるためには、外壁や基礎などにひび割れがないこと、給排水設備の状態が良好であること、というように、一定の条件を満たす必要があります。  この融資条件の緩和措置では、返済期間が延長されました。02年9月30日以前に借入申込をした場合、リ・ユースプラス住宅の最長返済期問は25年でしたが、02年10月1日以降に借入申込をした場合は、耐久性基準に該当するという条件のもとで、最長35年まで返済期間を延長することができます。またリ・ユース住宅の場合、02年9月30日以前の借入申込に適用されていた「耐火構造・準耐火構造」の最長20年という条件が撤廃され、すべてのケースにおいて返済期間の延長措置が受けられるようになりました。しかも、従来は1987年4月1日以降に新築された住宅については最長20年、それ以前に新築された住宅については最長15年という返済期間設定でしたが、改正によって、83年4月1日以降に新築された住宅で最長25年、それ以前に新築された住宅については最長20年となっています。ちなみにリ・ユース住宅のうち耐火構造の場合は、83年が77年になるなど、さらに融資条件が緩和されています。  なお、最長返済期間は、80歳から申込本人の中込時の年齢(1歳未満は切り上げ)を引いた年となっています。つまり、最長35年の返済期間の条件に適用する中古物件でも、融資を申し込んだ本人の年齢が60歳であれば、最長返済期間は20年(80歳-60歳=20年)となります。

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