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民間住宅ローンの台頭

2018年5月24日「木曜日」更新の日記

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 住宅金融公庫の2006年度の廃止が決まってから、民間金融機関が住宅ローンの品揃えに力を入れるようになってきました。  なかには、住宅金融公庫と同じように、長期固定金利型ローンを提供するところも出てきています。たとえばソフトバンク系のグ。ドローンが提供する「グッド住宅ローン」、信金中金の「しんきんG00D住まいリング」あたりが代表的でしょう。  いずれも住宅金融公庫融資に比べて金利が低く、長期の支払い総額では、住宅金融公庫よりも少なくてすむのがメリ。卜です。将来的に住宅金融公庫が廃止になったとき、その代替として選ぶのであれば、長期固定金利型ローンを提供している民間金融機関は、有力な選択肢になるはずです。  一方、変動金利型の場合、将来の金利上昇リスクが常につきまとうわけですが、その際に、少しでも利用者の負担を軽くするため、繰上返済をやりやすくした商品もあります。  インターネット銀行のソニー銀行が扱っている住宅ローン(変動金利型)は、繰上返済の手数料が無料。銀行によっては1回の繰上返済で5000円程度の手数料を取られるので、おトク感があります。また新生銀行の「パワースマート住宅ローン」のように、普通預金口座に一定金額以上のお金が入ると、自動的に無料で繰上返済にまわしてくれる、手のかからないローン商品も登場してきました。  民間金融機関が提供している住宅ローンは、利用者のニーズに合わせたきめ細かい商品設計を売り物にしています。たとえば、あおぞら銀行が提供している「レディ住まいle」や「ふたりの夢」がその代表です。  前者は、中込時の年齢が満25歳以上40歳以下の働く女性が対象です。借入金額の上限は5000万円までですが、原則として保証人なしでも融資を受けることができます。通常、連帯保証人を立てない場合は、保証会社に一定の保証料を支払うことによって、保証人になってもらいますが、「レディ住まいle」なら、この保証料も必要ありません。一人暮らしの女性に適した商品設計といえるでしょう。  特に最近は、仕事をしている30代女性がマンションを購入する傾向が増えていますので、女性をターゲッ卜にした住宅ローンが増えています。

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