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年をとっていることを強調してさえいる

2018年6月21日「木曜日」更新の日記

2018-06-21の日記のIMAGE
何度もおだてながら言い続けてきたからか、夫と夕方外出する予定があると、朝の出勤前に夫は二階から私を呼ぶ。私がグリーン系の服のときは、夫にもそれと同色系統のタイを買ってきて「あなたにきっと似合うから」などといえば、「どんな色でも僕は着こなせるのだなあ」と、自慢気「僕もそうではないかと思っていたんだ」冗談めいて受け答えしてくれるようになった。夫をおしゃれに持ってこなければ、夫婦でコーディネートを楽しむことはできない。子供のいなくなった今こそ、私に時間があるときには、夫の帰宅前に着替えをし、夫のシャシも私の色に合ったシャシをクローゼットの前にかけておくようにしたいと思っていた。「本日のオクサマのお洋服の色は…」形だけでも相談してくれる。私は何となく偉そうに、「私は明るいブルーのワンピースだから、この紺の背広に、このペーズリー柄のタイではまった。久しぶりに好きなグレーのワンピースを着てみた。鏡に写る自分がなぜか冴えない。頬をこすってみたりしたが、グレーの色が私を若く見せるどころか、年をとっていることを強調してさえいる。

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