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マイホームは夢と散った

2018年7月26日「木曜日」更新の日記

2018-07-26の日記のIMAGE
価格の上昇によってローンを組み替えることでようやく、たとえばサブプライムからプライムヘなどのまともな返済計画が組めるようになるからです。実際の不動産価格は2007年にかけて下落に転じました。不動産市況のピークである2004年、2005年に不動産を購入したサブプライム層は苦境に陥りました。下落幅は地域によって異なりますが、バブルの様相が特に強かったカルフォルニア州のように40%の急落を記録した地域もありました。一般にバブルのはじけたリゾート物件が大幅な下落を記録しています。多くの住宅ローン債務者は予定していた有利なローンへの組み換えができないうえに、当初の約束に従って優遇措置経過後におけるローン支払額(金利支払)が急増しました。金利が一気に10%以上にハネ上がりました。こんなはずではなかったと嘆いても後の祭りです。これらの中には本来であれば住宅ローンの借り入れが不可能な信用度の低い住宅購入者も多く含まれていました。金融機関による過度の貸し込みが少なくなかったといえます。優遇期間終了後の支払額の急増に対して〃バンザイ″せざるを得ませんでした。手に入れたマイホームは夢と散った悲劇が至る所でみられました。こうしてサブプライムローンの延滞率が大幅に高まり、関連金融機関の信用不安が市場に広がりました。

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