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自分が投資を考えている地域

2018年8月2日「木曜日」更新の日記

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変化の激しい現代では、いま受けているものがわずか数年で時代遅れになることは珍しくありません。安泰に思える企業でも、いきなり不振に陥るリスクは小さくないのです。逆に、業績が絶好調の企業であっても、成長に伴って本社を首都圏などに移すリスクがあります。そうした地域の中核的な企業が、倒産やリストラ、あるいは移転等をしたときに、その企業に入居者の多くを依存している地方の物件では、長期投資の計算が大きく狂ってしまいます。しかもそのリスクに対して、物件のオーナーにできることはそれほどありません。ある程度、運を天に任せるところがあるのです。「自分が投資を考えている地域は、企業ではなく、地方大学の学生さんを当てにしているから大丈夫!」という方もいるでしょう。この場合、確かに企業の工場などを当てにしているよりははるかに安心でしょう。しかし、それでも決して万全とは言えません。なぜなら、地方の大学では昨今、どこも少子化による学生数の減少に苦しんでおり、キャンパスの所在地を都心部へ移してしまうケースがよくあるからです。完全に引っ越すまではせずとも、学部の大部分を都心部に移し、それによって学生を集めようとする動きが盛んです。

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