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マンションの耐震強度

2018年8月9日「木曜日」更新の日記

2018-08-09の日記のIMAGE
2005年にマンションの耐震強度についての偽装が発覚し、大きな社会問題になりました。この事件のような、いわゆる「犯罪的悪意」に基づく偽装を、一般の方があらかじめ見抜くことは、残念ながら難しいと考えたほうがよいでしょう。不動産コンサルティング・サービスでも、犯罪を見抜くことまでは行っておらず、無力感と無念の想いでいっぱいです。もしその手口がもっと巧妙であったりした場合、専門家でさえその検証には日数を要するため、費用もおのずと高額になります。すでにお住まいのマンションであれば、その費用は組合員全員で按分して負担することができますが、新築マンションの購入時においては、購入者全体で依頼するということが、現実問題としてできないのです。今回の耐震強度偽装問題のようなことが、業界で日常的に行われているわけではありません。不動産・建設業界には、使命感や誇り、志を持って仕事をしている人がたくさんいます。とくに構造設計者には、本来真面目な性格の方が多いのです。構造設計とは、地道にコツコツ積み上げていく作業であり、真面目な方でなければ務まらない仕事ともいえます。

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