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金利とマンション価格の関係

2018年8月11日「土曜日」更新の日記

2018-08-11の日記のIMAGE
金利とマンション価格は、密接な関係にあります。例えば同じ額の支払いなのに、金利2%の場合は3020万円借りれたのが、金利4%のときには2260万円。支払額は同じなのに、借り入れ可能額には760万円もの差がついてしまうのです。「低金利のいまだからこそ、このグレードのマンションが買える」というのが、最近は大きな購入の動機となっています。また、マンションの販売価格は今後、上昇傾向にあるとの向きもあります。マンションデベロッパー間競争の激化やファンド(不動産証券化商品)の台頭などによる用地取得競争で、マンション用地仕入れ価格が上昇傾向にあり、一部では路線価格の数倍で取引される土地さえあるともいわれているのがその理由。さらに鉄鋼をはじめとする資材価格の高騰も、大きな要因となっています。ここ数年はまだ、それら要因が販売価格に大きく反映することはなかったように見られていますが、実はすでに実質的な値上げは行われているのです。それは「専有面積の圧縮」「間取りプランの簡略化・効率化」など、購入者にとって一見分かりづらい部分に如実に現れています。今後は、それでも吸収できない原価上昇分が販売価格に上乗せされ、これから少しずつ新築マンションの販売価格は上昇するのではないかというのが、一部の向きなのです。

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