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建物の形状と土地の形

2018年8月19日「日曜日」更新の日記

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ほとんどのマンションは鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄骨造のいずれかで建築されています。これは建物の高さや形状によって決められ、さらに耐震構造・制震構造・免震構造に分かれています。建物の形状は土地の形にある程度影響されます。ある程度まとまった土地があれば比較的単純な四角形になることが多いですが、敷地内で高低差があったり変形している土地の場合は、建物も複雑なL字型やT字型になることもあり、建てるときの構造的な技術も変わってきます。建物の強度に直接関わってくる主な要素としては、柱や梁、そして床や天井となる板状のコンクリート「スラブ」などがあげられます。例えば鉄筋コンクリート造の場合、コンクリートという材料自体の強度をはじめ、柱の鉄筋がどの程度の厚さのコンクリートで覆われているか(かぶり厚)や、スラブの厚さなどは設計図書ですぐ確認できます。L字型のように複雑な形状の建物の場合は、大きな地震が起こったときにちぎれないよう、建物の連結部分をあらかじめ別の構造として扱うなどの工夫が必要なこともあります。変形建物の場合は、担当者に確認してみるとよいでしょう。

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