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地質や地層の状態

2018年8月21日「火曜日」更新の日記

2018-08-21の日記のIMAGE
地質や地層の状態は要確認です。地盤沈下や土地の変形、水たまりの直接原因にもなるため、建物を建てるときには敷地内の複数箇所で地質調査が行われます。同一敷地内でも地層の状態が違うことは珍しくないので、自分で購入を検討している棟にかかるポイントのデータは必ずチェックしましょう。マンションが建つ前の土地の使われ方の確認も必要です。工場跡地などの場合、化学薬品や重金属などの危険物質が完全に除去されているかは気になるところです。地であっても、しかるべき配慮がなされていればきちんとした住まいの場に十分なり得ます。もともと沼だったからと頭から否定せず、土地の質に対してどのような対策をとっているかを担当者に聞いてみましょう。地質の状態はボーリングデータにも明記されています。ボーリングデータでは、調査ポイントの土質区分や杭がどこまで打たれているか、孔内水位(地下水がどの時点で出てくるか)など、そしてN値が分かります。杭を支える支持地盤は通常「細砂」層です。昔から日本人は新築好きといわれ、一軒の家に代々何百年も住むヨーロッパの人々とは対照的に、家を建てては壊し、また建て替えてきました。しかし、時代は変わりました。日本政府はすでに中古住宅市場の整備を始めており、今後はマンションを新築する際にも、数十年後の中古転売を考えた設計・施工がなされるようになっていきます。

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