管理人はだれ！？

2018年8月22日「水曜日」更新の日記

中古マンションは、住み替えの対象として検討できるものは多くない反面、ヴインテージとでも呼びたい高品質の物件も確かに存在し、脚光を浴び始めています。中古マンションの価値を決めるのは建物自体の品質のほか、「管理力」と「地域力」が重要です。管理が行き届いたものと放置しているものとでは、１０年後の価値には大きな差が出てきます。そして新築マンションにはない「地域とのつながり・存在感」といった地域力は、防犯や災害時の連携など安全面のほか、お祭りへの参加の楽しみや土地への愛着の思いなど、まさにお金で買えない価値といえるでしょう。「中古マンションが買えなくて、仕方なく新築にした」という会話があたりまえになる日も、そう遠くはないかもしれません。気に入った中古マンションを見つけたら、まずは現場に足を運びましょう。これは中古ならではの有利な確認方法です。敷地をぐるりと回って、建物の外観から外溝まで一通り見てみます。この段階で、地盤沈下や水はけが悪くて湿気が多い土地柄だと分かったり、建物のひびわれなどが見つかることもあります。次に居住者に住み心地を聞いてみましょう。何人かにあたれば話し好きの人がいて、「あの部屋で最近雨漏りがあった」「コンクリートの壁がはがれそうなところがある」「夏祭りはみんなで盛り上がるよ」など、住み手ならではの情報を提供してくれるでしょう。