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低い金利でお金を集め,高い金利で貸し出しする住宅ローンは,金融機関にとってはおいしいドル箱

2018年9月24日「月曜日」更新の日記

2018-09-24の日記のIMAGE
低い金利で預金を集め,高い金利で住宅ローンを貸し出す友達同士のお金の貸し借りで,たまに「利息いくらで貸す」などと冗談半分で言うことがありますが,たいてい物を貸すのと同じ様な感覚で本当に利息を取ることはありません。しかし仮にあなたが1,000万円持っていたとして,それでも友達にタダで貸すでしょうか。百歩譲って貸したとしても,「預金していたらいくらかの利息がつくのになあ」くらいは思うのが当たり前のように,普通お金の貸し借りには利息が付き物です。住宅ローンもまさしく,その借金の代表格のようなもので,利息がつきます。そして,その利息を収入として企業活動をしているのが,銀行などの金融機関です。しかし,銀行も自らお金を産み出すわけではないので,どこかで借金をしなくてはなりません。学校でも習ったように,日本銀行から公定歩合という利息で借りているのはあまりにも有名ですが,このように銀行は,借り入れたお金をそれ以上の高い利息で貸し出し,利益を得るのです。しかし,日本銀行にしても無尽蔵にお金を貸し出すことができないので,銀行は他からも借りようとします。その時,私たちのような個人から借りるようなお金、すなわちこれが預金というものになるのです。ですから,私たち個人との直接的な付き合いにおいて,銀行はできるだけ低い利息で預金を集めて,できるだけ高い利息の住宅ローンを貸し出すということが,商売上有利になるわけです。

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