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案内図に頼らず、自分の足で確かめる

2018年10月5日「金曜日」更新の日記

2018-10-05の日記のIMAGE
物件の所在地を示す広告の略図には、学校や図書館などの文化施設や、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、病院など、生活する上でプラスになるイメージのものを書きこんである場合がほとんどです。反対に、工場や葬儀場、墓地、ごみ焼却場など、大きな目印になるようなものでもマイナスイメージのものは書きこまれていない場合があります。<ケース7>広告で、値段も場所も駅からの距離も理想的な物件にやっとめぐりあえたと思った篠崎信夫さん(三十五歳)は、その広告を出した不動産屋の車で物件を見に行きました・建物もなかなか気に入ってほぼ決まりと思いながら、三階の部屋の窓をあけて景色を見てあぜん。真正面に、車からは全然見えなかった火葬場の煙突があり、煙がたっていたのです!広告の案内図には火葬場なんて一言も書いてませんでした。あんな大きな建て物が書かれてない……篠崎さんは意図的なものを感じ、その物件は、即、取りやめました。不動産の広告の場合、現在なくても、新たな施設など(例えばゴミ焼却場)ができることが明確であればそれを表示することも決められていますし、法律上の規制も義務づけられていますので、それらを省いているものは不適当な広告と思ってよいでしょう。ではそれらを見逃さないためにはどうすればいいかというと実際に足を運んで周辺を見てまわるのが手っ取り早い方法。さらに、見逃しのないように大判の最新住宅地図や道路地図で、周辺のどこに何があるか、詳しく確かめてみることをお勧めします。

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