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なぜ高いの?日本の住宅

2019年1月12日「土曜日」更新の日記

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バブル崩壊後、日本の一戸建ては欧米に比べて高すぎるという声が国民から上がり、そこで国は1994年の細川内閣時代に、日米の住宅価格の格差を解消するために「2000年までに日本の住宅価格を3分の2に圧縮させよう」というプログラムを作りました。どうして日本の住宅価格は高いのでしょうか?日本の一戸建てが高い理由として次の4点があげられます。
    価格チェック機能の不在不透明な住宅原価高い材料単価と低い生産性建設業者の重層下請け構造
日本は戦後の住宅不足、建設労働者不足を解消しようとして、住宅近代化政策を進めました。家電や車といった他の工業製品と同じように住宅の生産を工場生産にして、高品質の住宅を低価格で提供しようとしたのです。つまり、工場生産による質の均一化と大量生産によるコストダウンをねらったのです。しかし私が見る限り、それは裏目に出たようです。大量生産したものは大量に売らなければなりません。そうなると、多額の宣伝費と大量の人件費が必要になります。また、工場への設備投資、倉庫、輸送コスト、展示場の建設、豪華パンフレットなどの経費がふくらんだ結果、販売価格は思ったほど下がらなかったのです。

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