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良い不動産、悪い不動産

2019年1月18日「金曜日」更新の日記

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良い不動産、悪い不動産を見分けるのは建築知識がない一般の人にはなかなか困難です。このようなときの目安となるのが公庫融資の融資基準です。一戸建ての構造上のチェックポイントは、公庫が建設会社向けに作成している「木造住宅工事共通仕様書」を参考にしています。この仕様書には使用木材の樹種から留め金のボルトの大きさまで実に事細かに記載されています。以上は木造在来(軸組)工法について述べましたが、2×4工法についても同様に、公庫では「枠組壁工法住宅共通仕様書」を作成して、設計・施工上の注意点を詳細に指示しています。さらに公庫では、これらの仕様書どおりにつくられているかどうかを、設計審査や現場審査を行うことでチェックしています。つまり、公庫融資を受けて建てられる住宅は、一定の品質が期待できるといえるのです。規程どおりにつくられていても、入居後の家具配置などで住宅の強度バランスが崩れてしまうことがあります。ピアノや本箱など重い物を置いたり、冷暖房機や照明器具などを付けたり吊り下げたりする予定の場所には、事前に構造材を補強したり、そのための下地を入れるようにしておく必要があります。床を補強するときには根太を太くしたり根太を置く間隔を狭くするとともに、厚いベニヤを捨て張りするなどの方法で行います。壁を補強するときには、冷暖房機などを取り付ける場所に下地として厚い板を入れたり、間柱や胴縁などの構造材を入れます。さほど重くないものを掛けるタオル掛けコートフックであっても、壁の下地が石膏ボードでは釘がきかないので、下地として板を入れておかないと後で困ることになってしまいます。天井についても重い照明器具を取り付ける場所を補強しておくようにしましょう。自分で家を建てるときは、ハウスメーカーなどの担当者と打ち合わせをしながら行うので、これらのことを伝える機会が多くありますが、分譲住宅を買うときは限られています。事前に担当者との打ち合わせの機会を設けるようにしてください。中古一戸建てを買う人は、入居時に水まわり関係をリフォームするケースが多いので、そのときに建物を点検してもらい、補強箇所の有無を把握しておくとよいでしょう。中古一戸建てを買うときの三つのポイント中古一戸建てを選ぶときには、少なくとも次の三点をはっきりさせるようにしましょう。第一点は敷地が実際の面積と登記簿に記載されている面積と同じかどうかを確認することです

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