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定期借地権を利用して資産再生

2019年2月8日「金曜日」更新の日記

2019-02-08の日記のIMAGE
"▼土地の売却ではなく、有効活用で収益改善 【状況】 農業を営むかたわら駅前で駐車場を経営していたが、相続発生時には土地を売却しなければならない。しかし、これまで先祖代々引き継いできた土地を手放したくないと考えていた。 【対策】 駅前の駐車場の土地を利用して、50年の長期定期借地権付き分譲マンションを建てることを提案しました。 定期借地権設定契約を締結すると、期問満了後に土地は必ず返却されますし、定期借地権契約に伴う立体買い替えで、建物の権利も取得できます。 一般に、定期借地権付きマンションは、所有権付きのマンションに比べ価格が安い(専有面積が広い)ので、大都市圏では一定のニーズが期待できます。 定期借地権を利用する最大のポイントは、土地を売却することなく、まとまった金銭を得られることです。 所有権の買い替えなら土地は戻ってきませんが、借地権とすることで底地を残すことができます。 また、立体買い替えにより取得した建物は、賃貸に回すことで収益をあげることができます。将来、建物部分を売却したくなった場合には、中古マンションとして売却可能です。 【効果】 駐車場の土地を有効活用したことで、収入が大幅に増加しました。駐車場からの年間収入は手取りペースで330万円でしたが、定期借地権付き分譲マンション建設後には3.4倍の1120万円になりました。 本件の場合、土地の有効活用は相続税対策としても有効です。土地が駐車場から定期借地権付き不動産に変わることで、この土地の相続税評価額を対策前の3億円から1億6500万円に下げることができます。 また、固定資産税も5分の1に軽減されます。 土地を売却しないで収入が増加したうえ、税金も軽減できたので、将来資産を増やすことも可能になりました。

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