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可能性が高いという評価

2019年4月16日「火曜日」更新の日記

2019-04-16の日記のIMAGE
金融機関と取引を始める際、何を基準に金融機関を選んできましたか?近所にある、親戚・知人がいる、勧誘された、知名度に惹かれた等、様々な理由があったと思います。預金などが預金保険制度によって全額保護されており、また、金融機関が破たんすることなど考えられない時代ならばどの金融機関を選んでも大した違いはなかったかもしれません。しかし、ペイオフが解禁されたり、金融機関の破たんが珍しくなくなってきた今後は、自己責任で金融機関を選ばなければなりません。その際、老後の備えである金融資産の安全性を第一に考えると、「経営の健全性」を基準として金融機関を選ぶことが望まれます。「経営の健全性」を確かめる方法として考えられるのは次の3つです。第一に、四季報等に記載されている主要格付機関による格付けを確認しましょう。なお、最新の情報については格付機関のホームページで確認できます。各社によって格付記号の定義は若干違いますが、おおむね債務履行能力(保険金支払い能力)が高い順に、AAA、AA、A、BBB、BB、B、CCC、CC、Cとなります。平成13(2001)年3月に経営破たんした東京生命保険の平成12(2000)年11月末現在の格付けは、BB又はBで、債務履行に当面問題ないが環境が変化した場合、不十分となる可能性があるもしくは可能性が高いという評価でした。

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