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小屋裏の雨漏りはないか小屋衰の点検口

2019年11月7日「木曜日」更新の日記

2019-11-07の日記のIMAGE
小屋裏の雨漏りはないか小屋衰の点検口は、一般的に最上階の廊下天井や、クローゼットの天井などについています。もし、人が入ることのできる点検口がないというなら、その建物はそれだけで失格です。問題がないか定期的に点検することもできなければ、万が一なにかが起こっても、建物内部へ修繕に入ることもできません。点検口がない物件をそのまま所有するのは、非常にリスクが高いことです。もし、これから購入したい物件に「点検口」がついていない場合、少なくとも契約後すぐに取りつけましょう。地元の工務店などに依頼すれば、数万円で取りつけてもらえます。さて、天井裏・小屋鼓は、まず雨漏りの形跡をチェックします。ある木造の収益物件の例です。外観はリフォームしたてで綺麗で、利回りもそこそこ高く、満室の状態。「久しぶりにいい物件を見つけた」と喜んだ投資家が、「誰かに買われる前に決めてしまいたいので、急いで診断してほしい」と、連絡してきました。まず気になったのが、押し入れの上の部分に水が染み出し、腐り始めています。水漏れの場合、雨漏りなのか、配管からの漏れか、原因を探ってみたところ後者でした。1階と2階の間にあった配管によって水はここから、少しずつ漏れていました。長い間漏れ続けたために、木部は腐食がかなり進み、修繕には多額の費用がかかりそうです。想定外の高額な修繕費に驚いた投資家は、「利回りが大幅に悪化するから」と、この物件の購入を見合わせました。・じつは、この話には後日談があります。数週間後のこと。仲介業者が、物件は別の不動産投資家が満額(表示価格)で購入していったというのです。満額契約だなんて、水漏れ状態を正確に把握しなかったためとしか思えません。利回りをどれくらいで想定していたのか、余計なお世話ながら心配になってしまいした。

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