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天井裏・小屋裏の金物の状態は

2019年11月8日「金曜日」更新の日記

2019-11-08の日記のIMAGE
水に関する確認ができたら、次は木部の接合部を見ます。画像のの問題がわかるでしょうか。木材同士を固定する金物(かすがい)が、一方向にしか取りつけられていないのです。また、画像B部分では、羽子板金物(穴の開いた平たい鉄板をつけた羽子板状の金物)などのボルトにも緩みが見受けられます。このケースでは、金物の増設や、ボルトの増し締めなど対処をアドバイスしました。・耐震性を考えれば、梁の接合部などに補強プレート(木造の接合部状の補強や部材の固定のため取りつける金物)を増設するのもよい方法です。さほど費用がかからないわりに効果が高く、安心です。また、ほかにままあるケースが、あおり止め金物やハリケンタイと呼ばれる、強風時に屋根が飛ばされないようにするための金物のサイが小さすぎるというもの。小さいサイズの金具を無理に留めようとして、金具の上下2ヵ所ずつある釘穴に、クギが1本ずつしか留められていなかったり、そもそも使われているクギの種類が違っているケースなども実際にありました。購入を検討する物件の屋根裏・小屋衰の状態は、ぜひ自分の目で確かめてみてください。屋根哀の奥まで入るのはかなり困難ですから、点検口から顔を入れ、あちこち懐中電灯で照らしながらチェックしましょう。正直なところ、あなたが屋根喪に体ごと入るのはおすすめできません。天井を踏み抜く危険性もありますから。どうしても自分で入って確認したいのなら、必ずヘルメットを着用し、梁の上などを歩くようにしてください。屋根装には、あちこちクギが出ているため、肌を露出しない服装が無難です。木部のクギに注意しながら、ゆっくりと進みましょう。また、夏場には5度を超える熱気のこもった空間になりますから、水分補給も必要です。

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