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■防犯対策で差別化できるか

2019年11月9日「土曜日」更新の日記

2019-11-09の日記のIMAGE
年々増加する犯罪件数に比例し、どんどん防犯性能を向上させてきた分譲マンションに比べ、賃貸住宅は残念ながら、防犯対策がお粗末だといわざるをえません。犯罪者の侵入経路になりがちな玄関の防犯も、ダブルロックやピッキング対策が講じられたアパートはまだ少数。窓先の防犯対策に至っては皆無といってもいい状態でしょう。そういった中で、防犯対策に少しでも力を入れると簡単にほかの物件との差別化ができます。とくに単身女性をターゲットにするなら、ぜひとも検討したいポイントです。不動産投資家の中には、オークションで落としたダミーの防犯カメラを取りつけたり、窓に防犯フィルムを張るなど、あまりお金をかけずにうまく工夫する人もいます。購入を検討する物件がもし、オートロックであったとしても油断はできません。物件の周囲をぐるっと回ってみましょう。玄関がオートロックになっていても、駐車場や駐輪場から簡単に乗り越えられる物件が意外に多いのです。また防犯は、設備だけで実現できるものではありません。敷地内や周辺の住宅との関係など、バランスが重要です。玄関前が周囲から死角になっていないか、2階廊下に上れるような足がかりがないかなど、周囲から不審者が侵入しやすい配置になっていないかどうかも、しっかり確認しましょう。

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