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戸建て手入れ術(外壁・屋根)

2019年11月13日「水曜日」更新の日記

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あなたが自分で物件を点検・メンテナンスする場合、いったいどのようなポイントに気をつけるべきなのでしょうか。以下、そのチェックポイントを挙げていきましょう。ここでは木造の一戸建てを例にお話ししますが、木造アパートの場合もほぼ同じと考えてくださいさて、木造の戸建てで重点的にチェックしたい箇所は、外周りの「外壁」と「屋根」、室内の「水関係」、この3つです。とくに重要なのが外周り。たとえば雨漏りやシロアリなどの問題があれば、室内まで影響を及ぼしていると考えてほぼ間違いありません。逆にいえば、外周りにとくに問題が見当たらなければ、構造上の問題が室内に起こっている確率も低いといえます。①外周り(外壁)外壁に大きな亀裂はないか、サイディングなら段差や隙間ができていないかを確認します。シール部分の柔らかさも大切です。シール材の寿命はおおよそ1~6年。古くなって硬直すると、亀裂や隙間が出てきます。触ってみてコチコチに硬かったり、隙間がいくつもできているようなら、シール材を交換しなければなりません。軒裏を見上げることも重要です。軒裏はとくに染みに注意してください。画像のは「軒裏にくっきりと濃い染みが広がっている」と、大家からホームインスペクションの依頼があった物件のものです。現場に行って、すぐ嫌な予感がしました。大家からの依頼だったため、許可をとって軒裏部分を少し解体し、中を覗いてみると、木部が完全に腐って臭気も漂っていました。さらに壁に沿って解体を進めると、そこには一面にびっしりとシロアリが!外壁を外から見たかぎり、なんの兆候もありませんでした。軒裏には広く染みが出ていたため、軒裏の様子にもう少し早く気づいていたら......と残念でなりませんでした。あと少し早く対処していたら、修繕費用もはるかに安く済シんでいたはずです。

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