管理人はだれ！？

2019年11月22日「金曜日」更新の日記

あなたが目を光らせ、しっかりと要望を伝えられてこそ、管理会社の管理が機能します。自主管理でないとしても、管理のよし悪しは最終的に、あなた自身にかかっているのです。以前私は、不動産投資家倶楽部「エクシードエックス」の有志メンバーを集め、座談会を開いたことがあります。そこで、管理会社に対して感じることをざっくばらんに話してもらったところ、不満が次々噴出しました。「まったく満足していない。対応が遅すぎる」「対応がいい加減で素人レベル。電話で話しているとイライラする」「管理料分の仕事をしてもらっているのか疑問」そして、みんなが口を揃えていったのは、建物に関することです。「建物の維持管理について、プロとしての提案がまったくない。お金がかかることしかいわない」それだけ不満がありながら、どうしてその管理会社とつき合い続けているのでしょうか。答えは、「客づけ力があるから」。たしかに私が見ていても、賃貸管理に力を入れている会社には、「客づけ力」のあるところが多いという印象があります。凝った募集チラシをつくったり、すぐに広告の手配をしていたり、^大手のカンバンを持つなどで集客力があったり、家賃の提案も適正です。ただし、細やかな配慮が感じられるのはそこまで。残念ながら、外観や設備の劣化がないか定期的に点検し、予防的で無駄なコストをかけない効率的なメンテナンス、斬新なリフォームやリノベーション投資の提案までできるような会社は少ないのが現状です。