管理人はだれ！？

2019年11月28日「木曜日」更新の日記

不動産投資は万人向けではない本書を手にとってくださったあなたは現在、不動産投資を具体的に検討されているのでしょうか。それとも、厳しい収入や雇用の情勢を考え、副収入を得る手段を求めて、でしょうか。もっと強い動機、たとえば将来、自分の会社がどうなっても大丈夫なように、経済的な自立を果たすためというような危機感からでしょうか。「不動産投資「やっていい人、悪い人」――年収200万円時代に備える」と題する本書では、いま、不動産投資について知っておくべき「基本」を紹介します。このような不安定な時代に、不動産を投資対象として検討するにあたって、最低限、知っておくべき市場や経済・社会の動向、資金面や物件の建物の考え方、マーケティングや投資の実例、成功する人に共通する投資哲学などをひととおり解説しています。とはいえ、のっけからこう申し上げるのもなんですが、本書は必ずしも、あなたに不動産投資を強くすすめるものではありません。不動産投資は、とても安定的で事業性が強く、やりがいの大きい、すばらしい投資対象だと思います。私は長年、独立系の「不動産コンサルタント」という立場で不動産の現場に関わってきましたが、これまで、不動産にかぎらずありとあらゆる投資やビジネスも経験したうえで、実感しているのがそのことです。その一方で、不動産投資は万人に向くものではない、とも思います。動く金額はけっして小さくありませんし、それなりのリスクもあります。また、やりがいが大きい分、ある程度の手間もかかります。それ以外にも、勉強することを厭わない姿勢や、「誰かを喜ばせたい」というホスピタリティなんかも必要だったりします。