管理人はだれ！？

2019年12月20日「金曜日」更新の日記

賃貸ビルの一室を店舗として借りようと思い、探しているところですが、物件によっては敷金や権利金の他に、〃建設協力金″とか〃保証金″の支払いを求めるところもあります。この建設協力金、保証金とはどのようなものでしょうか。■建設協力金、保証金の性質建設協力金、保証金は、ともに比較的新しい概念・用語で、主にビルの借家契約締結の際に支払いがなされる金員の一つです。両者とも法律上の定めはないのですが、実務上の要請から生まれて、慣行的に使われるようになった言葉です。建設協力金とは、テナントビル建設の際に、竣工のあかつきには入居させることを条件に、家主がテナント候補者から建設資金を借り入れるものです。保証金とよばれるものの中にも、事実上の建設協力金であるものがあります。建設協力金は、郊外型ファミリーレストラン等を家主が建設して賃貸する場合によく見受けられます。他に流用できない建物を借家人の希望に応じて建設する場合に、借り手に建設協力金を出させるのです。また、本来なら借地としなければならないところ、建設協力金を借り手に出させてその金員で建物を建築すれば、借地契約でなく借家契約とすることができるという大きなメリットもあります。