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新金融商品の登場(4)

2020年3月5日「木曜日」更新の日記

2020-03-05の日記のIMAGE
投資アドバイス、売買執行、証券の保護預りなど一連のサービスをラップした(包み込んだ)金融商品であることから、この名称がついた。投資家は資産残高に応じて一定の手数料を支払う仕組みで、従来のように売買ごとに手数料を支払う必要がない。ラップ口座には、運用を投資顧問などに委託する「コンサルタント・ラップ」と、複数の投信を組み合わせて運用する「ミューチュアルファンド・ラップ」の二つのタイプがある。・企業年金。代表的な企業年金としては、企業自らが運営主体となり税制上の優遇措置を受ける適ともに、企業独自の年金給付を上乗せする調整年金がある。ともに積立金の運用は生保と信託に限られてきた。しかし、高齢社会の進展で企業年金の市場規模の拡大が見込まれることもあって、国内外の銀行、証券会社などから運用受託業務への参入が強く希望されていた。また厚生年金基金側からも基金独自の自主運用を求める声が強まってきた。平成二年に厚生年金保険法が改正され、厚生省に認可を得た基金に対し、投資顧問会社への一部運用委託が認められ、その後、基金の自主運用枠が拡大されている。企業年金は、運用の予定利率が決められているが、超低金利の現在では予定利率で運用することは困難であり、積立て不足分の穴埋めが大きな課題になっている。

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