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家賃をめぐるトラブルの対処法

2020年4月24日「金曜日」更新の日記

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「家賃」に関するトラブルは、さまざまなケースが考えられる。一番困るのが、家賃の不払いが継続していて、立ち退かない――というケースだ。この場合、最初は本人に事情を聞くと同時に、なぜ不払いが続いているのかの原因を確かめる。失業、病気といった一時的なもので、後で必ず支払う誠意があればよいが、「悪意の不払い」の場合には、裁判に訴えてでも出て行ってもらうしかない。次に困るのが、家賃の値上げに伴うトラブルである。周辺の賃貸住宅の相場が上がっている時には、更新の度に3%程度の契約上の値上げができるが、逆に下がっている時は、現状維持が普通だ。下手をすると、「家賃値上げ」に反対しての滞納や、供託(裁判所に家賃を預ける)という事態になる。家賃の値上げは自分の一人相撲ではなく、世間相場を基準にして考えなければならない。アパート過剰状態で、しかも現在のような不景気な状況では、値上げは無理だ。値上げが原因でトラブルになるくらいなら、家賃は据置きにしたほうが賢明。~家賃滞納者に対する催告の仕方~賃貸住宅を経営していると、入居者の家賃の滞納は、日常茶飯事である。その多くは、ケアレスミス、すなわち「うっかりしてました」という類である。しかし家賃は、オーナーにとってはローン返済や税金の支払いなどのための資金だから、遅れては困る。だから、たとえ2~3日の遅れでも催促しないと、「うっかりの期間」がだんだん長くなってくる。入居者の中には、オーナーが甘いとそれに合わせる人もいるので、厳しく催告をしなければならない。ときには長期の滞納者が出てくるが、これが一番やっかいである。そんな人には、電話などではなく、「家賃催告書」で、「これ以上滞納すると、退去してもらう」という意味の通告をする。それでも支払わない人は、裁判に訴えるしかない。オーナーにとって、家賃が入金されないことほど困ることはない。契約違反に対しては毅然とした態度をとる。家賃滞納者には、毅然と対処する

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