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建設中のコンクリートの適正

2015年1月1日「木曜日」更新の日記

2015-01-01の日記のIMAGE
正直言って皆さんも、30年はちょっと短すぎるのではと思われるに違いありません。実は、それは当然短すぎるものであり、海外と比べても本当におそまつな状況となっています。その原因は、建てる時のコンクリートの作り方にあります。ほとんどの建物ではコストを削るため、コンクリートをこれる時に異常に水を加え、規定をごまかしています。私が取材したゼネコンの幹部のほとんどがこれを認めていますし、また彼らの話では規定を仮に100とすると、実際の配合は60くらいしかしておらず、あとは水だそうです。そして、阪神大震災では、お陰でたくさんのビルや高速道路が壊れました。また、ある特定のゼネコンのものが特に壊れています。この時も業者全般の手抜き工事が問題となったにもかかわらず、業界の圧力で、政府の今後の課題がねじ曲げられています。そして未だに日本においてのみ、建設中のコンクリートの適正か否かのチェックシステムがありません。新しい建築基準法で形式的なものはできたものの、実質はザル法となっています。

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